思えば2001年の春、たまたま通りかかったホンダベルノ三田店(現・ホンダカーズ兵庫三田中央点)にフラッと入り、「インテRの試乗をさせて欲しい」と言ったら、「一週間後に試乗車を用意します」と言われ、約束通り一週間後に行って試乗をさせてもらったのが始まりでした。当時、BE5のレガシィB4に乗っていました。レガシィB4はハイパワーツインターボ4WD(今はAWDと言うようです) かつ4ドアセダンで5ナンバー5人乗り、さらに車重が1380kgとこの手の車としては軽量でコーナリングも地にへばりつくような安定性。まさに「神」のような車でした。しかし、何故か早くも飽きていました。そこでなんとなく気になっていたDC5インテグラタイプRに無性に乗ってみたくなったのです。試乗させてもらったとき、異次元の気持ちよさを感じました。エンジンの吹け上がりが恐ろしく鋭く、ヘリカルLSDのせいなのか恐ろしく曲がり、そしてブレーキも踏んだ分だけ制動が効くというまるでレーシングカーのような乗り味に一発で惚れてしまいました。そう、レーシングカーレプリカそのものなので。レガシィB4はツインターボを採用していたので4500回転あたりでパワーの落ち込みがあり、一度パワーがグンと落ちてセカンダリータービンが動いてからまたグーンとパワーが出るので、はっきり言ってターボの「力業」的な部分があり、それが気持ちよさに繋がらずに飽きが早かったように思えます。いや、前述の通りBE5のB4は「神車」には違い無いですけどね。DC5インテRのK20Aは低回転から高回転まで延々とトルクがあるスペシャルNAエンジンで、VTECが作動する5000回転辺りから音もVTEC特有の音に変わり、何から何まで官能的なエンジンです。まさに一目惚れして衝動的に乗り換えてから14年経ち、まだこれに乗っています。自分にとって、これ以上魅力のある車がまだ無いからです。なのでまだまだ現役、そしてこれからも現役なのである。